林遣都「浅草キッド」舞台で北野武役 本人には「勇気出ず、黙ってました」
俳優の林遣都が31日、都内で行われた、主演の音楽劇「浅草キッド」(10月8~22日、東京・明治座。ほか大阪、愛知)の制作発表に共演の俳優・山本耕史らと出席した。
ビートたけしが芸人として下積み生活を行っていた青春時代を描いた自叙伝を初の舞台化。
主人公・北野武役を演じる林は「まさか自分に来るとは思わなかったので、とても驚いた」とし、1年ほど前にたけしと番組で共演した際には舞台を「『やります』って話をする勇気は出ず、黙ってました」とたけしには一切打ち明けられなかったそう。林は「見に来ていただけたらそんなにうれしい事は無いですけど」と前置きしつつ、「まだ会いたくないです。5年、10年後、実はやってましたくらいの…」とかなりの不安の様子を見せ、会場の笑いを誘った。
オファーを受けた2年前も振り返り、「当時からしたら先の話だったので、2年間プレッシャーを背負うのはちょっとしんどいと思って。一回企画書を引き出しにしまった」とも明かしていた。
たけしの師匠・深見千三郎を演じる山本は、初共演の林を「本読みとかたたずまいを見て、姿、形は全然違うんだけど、たけしさんが若い頃に本当に感じちゃう。たけしさんの背負ってる物が見える」と大絶賛。続けて、「活躍は見てますし、すごいい俳優さんだと思ってる。この作品をもっとステップアップするための一つにしていく俳優さんなんだなと思った」と期待を口にしていた。