伊藤英明13年ぶり舞台「積み上げ着てきた物が0に」と苦悩も「早く皆さんに届けたい」
俳優の伊藤英明(48)が1日、東京芸術劇場 プレイハウスで、主演舞台「橋からの眺め」(2~24日、同所)の初日前会見&公開通し稽古に共演の和田正人らと出席した。
13年ぶりの舞台出演となる伊藤は「稽古を毎日積み重ねる中で、積み上げてきた物が0になる。それをまた一日で積み上げて、その中で気づきや学びがある」と苦悩もありながらも、やりがいを感じている様子。「13年前とは感覚が違う」といい、「早く皆さんに届けたいっていう気持ちが強い。舞台を終えたときどんな景色が広がってるのか。お客さんの心をつかんで、しっかり届けたい」と意気込んだ。また、「節目となる50(歳)を迎える前に、芝居というものに向き合たいって中でこの作品に巡り合って、共演者にも恵まれた」とカンパニーへの感謝を口にしていた。
一カ月間の稽古で、和田は伊藤をはじめとした一部キャストのセリフ量の多さに「苦労されてる姿をたくさん見てきた」という。そんな稽古の大詰めで誕生日を迎えた和田は「ケーキを出してくださったり、皆さん大変な最中、時間を割いて写真を撮った」そうだが、演出のジョー・ヒル・ギビンズ氏と和田以外「誰も目が笑ってなかった」と告白し、会場からは笑いが起きた。坂井真紀は「本当?ごめんね」と苦笑いで、伊藤も「そんなつもりは無かった」と弁解。伊藤らキャストの大変さを明かした和田は「とてもすてきな思い出になりました(笑)」と振り返っていた。