堂本光一×羽生結弦氏が夢対談 高み追及する上での苦悩語り意気投合 光一の願いで実現

 KinKi Kidsの堂本光一(44)とプロフィギュアスケーターの羽生結弦氏(28)がNHK Eテレ「スイッチインタビュー」(金曜、後9・30)で初対談したことが5日、分かった。主演舞台「Endless SHOCK」で国内ミュージカル同一演目での単独主演記録を更新し続ける光一と、フィギュアスケート男子で五輪を連覇し、プロ転向後も飽くなき探求を続ける羽生氏。トップ同士の夢対談は、10月6日から3週連続で放送される。

 対談は光一のたっての願いで実現した。「誰の話を聞きたいかな?と思ったときに、浮かんだのが羽生さん。頂点を極めた人の自分自身の向き合い方などを聞いてみたかった」。

 初夏に羽生氏の練習拠点である宮城県内のアイスリンクを訪問。当初は氷上練習のみの見学予定も、「どれだけ体を作り上げてから行くのかというところを見ていただきたかった。羽生結弦を見るときの感覚も何か変わるかなと思って」という羽生氏の計らいもあり、ウオーミングアップから見学した。

 氷上練習での羽生氏は4回転ジャンプやトリプルアクセルを息つく間もなく着氷し、ハイドロブレーディングやイナバウアーなども確認。約1時間にわたり見学した光一は「アップからだんだんギアを上げていく様っていうのが、そこに羽生結弦さんの何か人生が表れている気がしました」と感銘を受けた。

 対談は、羽生氏が当時の世界最高得点を更新した15年NHK杯FS「SEIMEI」や、「-SHOCK」の代名詞でもある階段落ちの映像を鑑賞しながら。身体表現をするからこその共感や、物事へのアンテナの張り方などを語り合った。

 羽生氏は「-SHOCK」のセリフ「俺達は一つ苦しめば一つ表現が見つかる。一つ傷つけばまた一つ表現が創れる」に心をブチ抜かれたと告白。常に高みを追求するからこその苦悩についても共鳴し合った。羽生氏は「自分が突き詰めれば突き詰めるほどここまで突き詰めなくて良いと思っている方もいる。正直見えているものが周囲と違うときは孤独、孤高だなと思う」と打ち明け、光一も「羽生さんは20代の頃の俺と似ているところがある」とうなずいた。

 初対面ながら意気投合し、「お互いに腹の内が見えるというか、何となくこういう人生歩んできたなみたいなものがお互いに共通点として感じられるような感覚がありました」と羽生氏。「自分も年を重ねていくにあたって光一さんのようにかっこいい男性になれたら」と感じ入った。

 満身創痍(そうい)で通算1986公演の「-SHOCK」をけん引してきた光一も「ケガにしても、辛いことにしてもそこを乗り越えられる、乗り越えようとする強さを持ってらっしゃる。自分もそうでありたいなって思っている」と刺激を受けた。

 放送では、フィギュアスケートと「Endless SHOCK」の見せ場でもあるフライングの意外な接点も指摘。光一は「一つの生き方の提示みたいなものが、羽生さんからの言葉に表れていた気がします」と振り返っていた。

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