高橋洋一氏が猛批判「サンモニ」松原耕二氏の処理水発言「デブリに触れたから未知のもの?教えてくれよ!」ホラー呼ばわり「単なるド文」
元財務官僚で経済学者の高橋洋一嘉悦大教授が5日、自身のYouTubeチャンネルに動画を配信。TBS「サンデーモーニング」でジャーナリストの松原耕二氏が福島第一原発の処理水に関して発言した内容を酷評した。
海洋放出が始まった処理水について、松原氏は3日の「サンデーモーニング」で「処理水は普通の原発の水と違う」という主旨のコメントを行った。
高橋氏は「よく分かってないだけじゃないの?基本的な知識がない」と失笑。日本の水産物を禁輸した中国政府と「ロジックがまったく一緒」と話した。
処理水は、放射性物質を含んだ汚染水をALPSという浄化設備によって処理されている。高橋氏は「この技術は元々アメリカとフランスなんだよね」「それを日本のメーカーが努力して国産化をやった」と導入した経緯を説明した。
さらに「62種類除去するっていうと他のものは除去していないって話になるんだけど、ほかのものは検出できないんだよ。出てくる核種は全部除去しているから」と話した上で、「デブリに触れたから未知のものが出てくるというんだけど、教えてくれよって。ここまで来るとホラーでしかない」と笑い飛ばした。
その上で「サンモニの松原さんが科学知っているといったら、知らないんでしょ。単なるド文でしょ。そうすると、どっかの受け売りをするんだけど、科学ではやられるに決まっている」と切り捨てた。
処理水の議論については、社会学者の宮台真司氏もX(旧ツイッター)で「トリチウムは生体濃縮する」という主旨の発言をして、話題になった。高橋氏は「あれも傑作だったな。一番簡単なのは、そこら辺の魚獲ってみたら分かるよ。トリチウムはそこら辺にあるから」と論破した。
生物濃縮による水銀中毒が原因となった水俣病を引き合いに出す意見については「トリチウムは水に似ている性質(だから溜まらない)。(水銀は)金属だから溜まる」「基本の科学的な知識がないのがバレる」「ド文の人は、中学高校のときに勉強しないとダメだと思うよ」とぶった切った。