「VIVANT」テントに盲点 乃木潜入の裏でCIAが極秘追跡か 上空に無警戒 アジト&ノコル会社も掌握 BW侵入説も

 堺雅人主演のTBSドラマ「VIVANT」は3日に第8話が放送された。精鋭部隊・別班の乃木憂助(堺雅人)が謎組織テントに潜入。リーダーで幼少時に生き別れた父卓(=ノゴーン・ベキ、役所広司)と再会。謎組織の知られざる活動内容が明らかになった。

 次回10日の第9話の予告では、さらに危険を顧みない乃木の潜入活動が続きそう。

 乃木の今回作戦のバックには高校からの友人で米CIA諜報員のサムがおり、すでにテントのアジトや、ノコル(二宮和也)の会社なども監視下に入れているとの考察もある。

 第7話終盤、別班がロシア武装勢力になりすました後に、乃木は公安刑事野崎守(阿部寛)にテントから送られてきた会合場所の座標を送り、公安とバルカ警察に、裏切って射殺したとみせかけた別班メンバー4人の救助を任せたとの見方が有力。一方で、テントは会合場所に警察が接近して慌てて逃走。追跡してアジトを一気に割り出す好機は2度とないため、乃木は事前に座標をサムにも伝えていたのではとの指摘もある。

 第1話でCIAサムは宇宙衛星からの偵察が可能であることが描かれている。これまでCIAも正体不明のテントの端緒がつかめずにいたが、幹部ノコルが現れる会合場所さえ分かれば、後はそこからアジトへの追跡は容易とみられる。

 また第8話後半で、乃木がノコルに呼び出された、首都クーダンの議事堂前広場。テントは周囲を30分以上警戒したのちに、乃木に横にあるノコルの会社に移動させたが…。この広場は第1話でサムが衛星から乃木を見つけ「相変わらずヘタレ面だな」と言った場所でもある。

 白昼に乃木が変装もせずにバルカ都心部に現れたが、チンギス率いるバルカ警察も現れなかった不気味な静かさが、逆にテント包囲を示しているとの見方も。

 乃木がテント側に、幹部アリの家族を殺害したと嘘を言って、自身のクラウドに収納している動画に接続させたのは、凄腕ハッカー「ブルーウォーカー」こと太田梨歩(飯沼愛)を侵入させる罠との指摘も。ハッキングした監視カメラに、テントの裏帳簿が表示されたPC画面が映るようにして、内部情報も伝えているとの見方もある。

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