城島茂 ジャニー氏“2つの顔”「当時10代の自分には結びつかなかった」
ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、俳優・東山紀之(56)が新社長に就任するなど激震が走る中、TOKIO・城島茂(52)は9日、MCを務めるテレビ朝日系「週刊ニュースリーダー」(土曜、前6・00)に出演し、ジャニー氏に対して「こんな負の遺産を残してどうするんだ」と怒りをにじませた。
番組では冒頭に東山新社長らの会見を取り上げた。城島は「複雑な思いで見つめていました」と険しい表情を見せ、事務所が初めてジャニー氏による性加害を認めて謝罪したことに「被害に遭われた方、実数どれぐらいなのか、実数はでておりませんが…。こういった会見にまでなってしまったのは、事務所の体制だったりいろんな問題があったと思います」と話した。
ジャニー氏が亡くなった19年当時には「ジャニー氏の遺志を継いでいこう」という思いがあったというが、「今回このようなことがありまして、周りの皆さま、卒業生の皆さまに多大なご迷惑をおかけして。ジャニー氏にはいろんなものをいただきましたが、こんな負の遺産を残してどうするんだという思いが正直あります」と表情を曇らせた。
ジャニー氏の性加害を認識していたかについては、事務所に入った15歳当時を振り返り、認識はなかったと説明。それでも「数年たって本とか出版物、周りの話とかで、性加害の情報が入ってくることになるんですけど…」と耳に入っていたと明かした。
ただ「育ての親であり、現場でクリエーティブなプロデュースをしている、そのジャニー氏と、性加害している人物という闇の部分がイコールすることが、当時10代の自分には結びつかなかった」と告白した。