囲碁の仲邑菫女流棋聖(14)が韓国へ移籍する意向を示し、日本棋院が韓国棋院に対し客員棋士への推薦を決定したことを11日、日本棋院が明らかにした。
韓国棋院は今年末か年明けにも正式決定する見通しで、決まれば来年2月までは日本で対局し、3月から韓国に拠点を移す。正式発表後に記者会見を行う予定。日本棋院の棋士が海外へ移籍するのは初だという。
仲邑女流棋聖は韓国での修業を経て、2019年4月に当時最年少10歳0カ月でプロ入り。日本棋院が世界を舞台に戦える棋士の育成目的で新設した「英才特別採用」だった。今年2月には史上最年少の13歳11カ月で女流棋聖を奪取した。韓国は囲碁の強豪国。