累計発行部数１億部を超える人気漫画「北斗の拳」が、生誕４０周年の節目を記念し、新たにアニメ化されることが１２日、分かった。「北斗の拳　－ＦＩＳＴ　ＯＦ　ＴＨＥ　ＮＯＲＴＨ　ＳＴＡＲ－」のタイトルでシリーズアニメとして制作される。

　暴力が支配する世紀末を舞台に北斗神拳の伝承者・ケンシロウの戦いを描くアクション大作。週刊少年ジャンプで連載開始した翌年１９８４年から８８年までテレビアニメ版が放送され、最高視聴率２３・４％を記録するなど熱狂的に支持された。

　その後も実写映画やＯＶＡ、舞台版が制作されるなど人気は健在。新作アニメは「原作に忠実」をテーマに最新技術を投入し、４０年前の激闘を令和版として再臨させる。

　原作の武論尊氏は「実に楽しみである。４０年間皆さんにかわいがられた『北斗の拳』が新しいアニメ作品として現出する。皆さんと一緒に楽しみたいと思う」とコメント。作画の原哲夫氏も「今、声優のみなさんが登場人物たちの声に耳を傾けるように原作を読み込み、それぞれの演技をイメージしてくれていると聞き、うれしく感じています」と心待ちにした。