フリーアナウンサー・宮根誠司が１３日、ＭＣを務める日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」に出演し、ジャニーズ事務所に所属するタレントらに対しての本音をこぼした。

　ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害問題について、７日に俳優・東山紀之、ジャニーズアイランド社長のタレント・井ノ原快彦、前社長の藤島ジュリー景子氏らが記者会見を開いた。ジュリー氏は引責辞任し、東山が新社長に就任することが発表された。東山は被害者支援を徹底することを宣言した。ジャニーズ側が罪を認めたことで、所属タレントをＣＭに起用していた企業が続々と反応。ＣＭ起用見送りなどを公表した。

　ＣＭ起用の見送りドミノは１３日になっても続いている。経済界を中心に厳しい声が続出する状況に宮根は「ジャニーズ事務所の性加害っていうのはジャニー喜多川氏の問題、われわれからするとタレントさんがこういう風にＣＭがどんどん、どんどんなくなっていくのは、ちょっと気の毒だなっていう風にも思ってしまうんですが」と本音をポロリ。リモート出演していた、企業のリスク管理などに詳しい桜美林大学・西山守准教授に「それは企業側としては違うんですか？」と尋ねた。

　西山氏は性加害について「ジャニー喜多川氏が個人でやったことではなくて、企業活動の中で、長年にわたって犯した行為である」と事務所の活動の中での行為だったと説明。ジャニーズ事務所に「企業としての責任があります」とした上で「それ（責任）が果たされていなかった。記者会見で『どういった責任を果たすのか』ということが明確にされていない」と語った。記者会見で表明した内容では不十分だとした。

　宮根は「会見の中で、ジャニー喜多川氏の個人の性加害だけども『それを見過ごしてきた企業』という風に、ほかのＣＭスポンサーさんは見るんだなと」と西山氏の説明に納得していた。