政治評論家の田崎史郎氏が１４日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、小渕優子氏が自民党の選対委員長に抜てきされたことに言及。前日の会見で過去の政治資金問題を追及され涙を浮かべたことに「政治家として若干、ひ弱い」と指摘した。

　番組では前日に発表された岸田改造内閣の顔ぶれを紹介。閣僚ではないが、自民党の小渕優子議員が選対委員長に抜てきされたことも取り上げた。

　小渕議員は１４年に経産大臣に抜てきされるも、関連団体の政治資金問題が浮上し、約１カ月半で辞任することに。家宅捜索の際にハードディスクが電気ドリルで破壊されていたことから“ドリル優子”と呼ばれていることも紹介した。

　田崎氏は、小渕議員について「閣僚にする話はあったが、閣僚にすると無理だなと。国会でも追及される、マスコミからも追及される。閣僚起用は早々と諦めて党で勝負しようと」と選対委員長に選ばれた理由を説明。

　羽鳥アナが、前日の会見で、１４年の政治資金の問題を問われ「涙も見られた」というと、田崎氏は「やっぱり彼女にとっては非常にきついことなんでしょうね」と想像。だが「あの問題で声を詰まらせるのは、政治家として若干、ひ弱いなと」と指摘していた。