さや香・新山「優勝ってほんまにできるんや」“生まれながらの虎党”18年ぶりVに心境
阪神は14日、巨人を下して18年ぶりのリーグ優勝を達成した。ついにつかんだ18年ぶりの優勝。“生まれながらの虎党”を自負するお笑いコンビ・さや香の新山(32)は猛虎のさらなる活躍に期待した。
「うれしいのはうれしいですけど、ほんまにしてまうんやっていう、ちょっと寂しさもあるというか。なかなかできひんタイガースを応援するのも好きやったので」。新山は虎ファンならでは?の複雑な心境を打ち明けた。
優勝に縁がなかった18年間の阪神の物語を本にたとえ「まだ続く本ですけど、1冊読み終えた感がある」としみじみしつつ「松本(人志)さんを初めて見た時の『ほんまにおるんや』みたいな感覚。優勝ってほんまにできるんや」と喜んだ。
03、05年のリーグ制覇時、自身は小・中学生。当時のチームには個人成績が突出した選手が多かったと振り返り「今年は、めちゃくちゃ打つ選手はおらんのに、ちょっと負けてても余裕があるというか、あっという間に逆転するやろうと思うんですよね」。
強さの背景には岡田阪神の「チーム一体となって」点を取る姿勢を挙げる。「矢野(燿大)さんとか金本(知憲)さんが若手を起用して育てた選手を、岡田(彰布)監督がうまくつないでる感じがする」と分析。歴代監督が育てたつぼみが開いてきたが、「花は開ききってないと思います」と、さらにパワーアップする未来を予想している。
今季は好調が続きリーグVの心構えができていたからこそ、「やっぱり日本一になってほしい。リーグ優勝の何倍もうれしいんやろうな」と次への期待も大きい。日本シリーズの相手はオリックスと予想し、「どうやって点数取るかやと思う。オリックスはほんまにピッチャー強すぎるんで、岡田(彰布)監督の采配でなんとか点数を」と願った。