「VIVANT」最終回に不可欠 逆算考察で「最後の1人」超大物俳優の名前浮上 ベキ見殺し指揮官 既出人物は若く復讐完結に必要
堺雅人主演のTBSドラマ「VIVANT」が17日に最終回を迎える。精鋭部隊別班の乃木憂助(堺雅人)と、幼少時に生き別れた父卓(=ノゴーン・ベキ、役所広司)が築いた謎組織テントを巡る物語は、数々の謎を残し、誰が敵で味方か分からないまま、最終回は79分拡大放送が告知されている。
武装勢力に拷問を受けて亡くなった母明美(高梨臨)の最後の言葉を受けての「復讐」が行われるのかも注目。ネット上ではさまざまな考察が行われ、物語完結のためには、最終回で超大物俳優が因縁の黒幕として登場する必要があるとの指摘もあがっている。
第9話では、若き日に公安刑事だった卓は身分を隠してバルカで諜報活動。84年(29歳当時)にバルカ内戦に巻き込まれ、仲間が救出を試みるも「指揮官」に見捨てられ、救助ヘリに撤退命令が出たことが描かれた。
武装勢力に捕らわれ拷問を受けた母明美(高梨臨)が最後に「私たちをこんな目に遭わせたやつを私は絶対に許さない。復讐して」と言って事切れた悲劇も描かれた。
しかし現在68歳の卓=ベキの上官だった人物となると…。
現役刑事である公安部長・佐野雄太郎(坂東彌十郎)、別班司令・櫻井里美(キムラ緑子)はともに50代後半として描かれ、84年当時は10代。佐野は乃木卓と会った記憶があると語っていたが、84年だと、高校を卒業しギリギリ警察官1~2年目の計算となる。丸菱商事専務・長野利彦(小日向文世)も84年当時は大学生。
考察でも物語既出人物には、ベキの上官だった人物は該当者がいないと指摘されている。
このため70代の大物が最終回にサプライズで控えているとの予想も出ており、寺尾聰、山崎努ら大物俳優がラスボス予想で挙がっている。中でも堺主演作「半沢直樹」で頭取役を演じた北大路欣也の登場を有力視する指摘も。
ドラマの公式ホームページの登場人物一覧では、豪華キャストがずらりと並ぶ中、最上段に「1人分」だけ不自然な空白があることも話題となっている。