「サンモニ」コメンテーター、岸田改造内閣を「プププ」と嘲笑「おぞましい」「遅れた国」
朝日新聞論説兼編集委員の高橋純子氏が17日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、第2次岸田再改造内閣を批判し「プププッ」と嘲笑した。
内閣改造について「非常に内向き。岸田さんの来年秋での自民党総裁選での再選を狙った、それだけのために行った人事と言われても仕方ない」と分析した。女性閣僚5人が起用されたことには「『女性ならではの感性』。プププッて」と岸田首相が期待を込めて発した言葉も引用し、“笑ってしまう”アピール。「『ふざけんな』とわたしなんかは思ったわけです」と憤った。
さらに、副大臣・政務官への女性起用がゼロだったことには「54人全員スーツでネクタイの男性だけが並んでるって、非常におぞましいですね」とコメント。男性だけが並んだ副大臣・政務官の映像について「あれを世界に流されるっていうことが、日本という国がどれだけ遅れた国なのかということを世界にアピールしてしまったと。非常に責任は大きいとわたしは思います」と批判した。
一部で「女性が少ないからそもそも起用ができない」と言われていることを「言い訳」とバッサリ。「『だったら(女性を)増やしてくださいよ』と。増やせばいいじゃないかと」と辛らつだった。ただ、なぜ副大臣・政務官に女性がゼロだったのかという説明はなかった。
一方、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏も、17日のフジテレビ系「日曜報道THE PRIME」で、副大臣・政務官の人事に触れ「この映像を見て、国際社会で通用するのか」と疑問を提示した。ここでフジテレビ政治部長・解説委員の松山俊行氏が「本来、副大臣レベルで入っておかしくない方が閣僚として、何人か若手が入った。その分、副大臣の人数が足りなくなってしまった」と解説。さらに「自民党の女性局のフランス研修、『観光旅行だ』って批判されましたけども、あの影響で女性局の関係者がなかなか入りづらくなってしまった」と内部事情を説明した。
橋下氏は「結局は女性の議員が少ないというところに行き着く」と高橋氏と同様の見解。その上で、議員・閣僚などの一定数を女性に割り当てる「クォータ制」採用を提案した。