VIVANT「F」の正体 テント潜入後ほぼ出て来ない理由 ドラマPが解説 サーバー通路の運動オンチ走りは何?
堺雅人主演のTBSドラマ「VIVANT」が17日夜に最終回を迎える。精鋭部隊別班の乃木憂助(堺雅人)と、幼少時に生き別れた父卓(=ノゴーン・ベキ、役所広司)が築いた謎組織テントを巡る物語は、数々の謎を残し、誰が敵で味方か分からないまま、最終回は79分拡大放送が告知されている。
ドラマの飯田和孝プロデューサーが注目ポイントなどを解説した。
乃木がテント潜伏以降、幼少時に現れた別人格とみられる「F」がほとんど登場しなくなるなど、出現頻度に差があるとの指摘もあった。
飯田Pは「乃木は普段、情けない男を演じているわけではありません。別班の乃木は“F”が担っているので、普段の乃木は温厚な性格です」と明かした。
「1話でチンギスから逃げている道中も、乃木はいつでも逃げられる状態です。でも、野崎(阿部寛)に素性がバレてしまう恐れがあるのであえて逃げません。また、野崎と行動を共にし、公安は“テント”に関してどこまで情報を得ているのか探る意図もあります。乃木と野崎のシーンを1話から見返してみると、そういった部分がよりわかると思います」。
別班の乃木の体は、銃撃や工作などで卓越した動きをみせている。一方で、第3話で丸菱商事のサーバールームに侵入する直前に通路をスーツが脱げそうな奇妙な運動オンチ走りをしていたのが、気になるところ。野崎から正体を隠そうとしたのだろうか。