市川猿翁さん 家族葬営まれる 長男・中車ら歌舞伎関係者らが参列 様子うかがえず
13日に不整脈で死去した歌舞伎俳優の市川猿翁(いちかわ・えんおう、本名喜熨斗政彦=きのし・まさひこ)さん(享年83)の家族葬が19日、都内の寺院で営まれ、長男の市川中車(香川照之=57)ら歌舞伎関係者らが参列した。
寺院の敷地内にはバスやトラックなどが複数台駐車され、中の様子はうかがえず。午後0時30分ごろ、裏口から猿翁さんを乗せたとみられる霊きゅう車などが出発。その後、荼毘(だび)に付されたとみられる。
猿翁さんの親族は松竹を通じて、「無事に葬儀を執り行うことができました。明日からも一門の皆さんは公演がありますので、静かにお見守りいただければ幸いです」とコメントした。中車と、中車の長男で猿翁さんの孫・市川團子(19)は、この日は休演日だった九月花形歌舞伎「新・水滸伝」(24日まで、京都・南座)に翌20日から出演する。