石破茂氏「VIVANT」話題の別班に言及 自白剤などの過激手法は「ドラマ」も情報は「普通では取れない」

 元防衛大臣の石破茂議員が15日に公開されたCSTBSの「国会トークフロントライン」YouTubeで、TBS系日曜劇場「VIVANT」で話題の自衛隊の秘密組織「別班」について語った。

 元「時事放談」プロデューサーの石塚博久氏から、別班について聞かれた石破氏は「あるとも、ないとも言えませんがね。見たわけじゃないので」とコメント。「ただ、そういうものはあるべきでしょう。国家のために」との考えも付け加えた。

 ドラマの中では、別班の乃木(堺雅人)らが、テントのモニターだった山本(迫田孝也)に自白剤を飲ませ、処刑するシーンや、アリの家族を人質に取るなどの過激手法もあったが、石破氏は「法治国家であるからして、何をやってもいいわけではない」ともコメント。外国では身分を伏せて諜報活動を行っている国もあり「そういうイリーガルな存在っていうのは情報を取るために必要だけど、文民統制の観点から、誰もそれをコントロールしなくていいの?とはならない。それは立法府しかない」とも述べた。

 「だから、きちんと秘密は保持する、知ったことはしゃべらないとか、そういう機密保全をした上で、文民統制がきちんと利くことを前提としないと、そんな組織は存在してはいけない」とした。

 石塚氏は「逆に言えば、それができればそういう組織は必要だと?」と質問。石破氏は「どの国もやってますからね」とサラリと答えた。

 「VIVANT」内での別班の過激な手法について、石破氏は「それは映画、ドラマの世界」としながらも「情報を取るのは普通のやり方では取れない」とも断言。「情報を取ることは国家の命運を決めちゃうわけですよ。だからイリーガルなことをやらないといけないかもしれないが、誰がコントロールするのかってこと」と、別班を指揮する人間の重要性を何度も強調。「イリーガルなことをやっていいとは思わないが、どの国もやっている。我が国はどうしますか?ってこと」とも話していた。

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