草刈正雄が泣いた「ファミリーヒストリー」がギャラクシー賞を受賞「神回」死去した父の事実判明
優れた放送作品や放送人を表彰する「ギャラクシー賞」8月度の月間賞が20日、発表され、8月14日に放送されたNHK「ファミリーヒストリー」が選出された。
俳優・草刈正雄のルーツを追った回で、「朝鮮戦争で死んだ」と母から聞かされていたアメリカ兵の父が、実は生きており、2013年に83歳でがんで亡くなっていたことが明らかになった。草刈は親族に会うため、急遽、7月末に渡米。対面では草刈も涙を流すなど、「神回」と話題になった。
放送批評懇談会は「時間と労力をかけた調査ぶりに番組スタッフの本気度が伝わってくる力作。その結果、新事実が明らかになり、ほとんど分からなかった父親の故郷、親族が判明していくところは感動的だった。」と受賞理由を説明した。「戦争に翻弄された人々の物語として心に残る。」と高く評価した。