TBS安住紳一郎アナ、ジャニーズ問題で自戒「検証や改革が足りない」社長発言受けてコメント
TBSの安住紳一郎アナウンサーが21日、メインキャスターを務める同局系「THE TIME,」に出演し、ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害問題の報道について自身の「改革が足りない」とコメントした。
安住アナは20日にTBS・佐々木卓社長の定例会見が行われたことに触れ、13日に同局の井田重利コンプライアンス担当役員がジャニーズ事務所の新社長となった俳優・東山紀之に会い、改革を求める要望書を提出したと伝えた。また、同局が過去にジャニー氏の性加害問題を報道してこなかったことに、佐々木社長が「男性から男性へのハラスメントが著しい人権侵害だという認識が乏しかった」「週刊誌が報じた芸能界のニュースを芸能スキャンダルと過小評価した判断ミスがあった」と答えたと紹介した。
佐々木社長が「報道機関としての役割を十分に果たせなかったことを深く反省している」とコメントしたことも伝えた。ジャニーズ事務所所属タレントの起用については「現在契約しているタレントの出演は何ら変わらない」とする一方で、同事務所の改善を「注視しながら適正に判断していきたい」としている。
佐々木社長の発言について安住アナは「TBSで働く人間の1人として、この社長の会見をしっかり見ました」とコメント。「わたし自身としては、まだまだ検証や改革が足りないと自覚しています。少なくともこの番組の中でみなさんに進捗(しんちょく)状況をお伝えして参りたいと考えています」と自戒の念を込めて語った。