橋本五郎氏【ミヤネ屋】ジャニーズ批判の経済界に異論「CMに使った企業にも責任はありますよ」宮根氏フォローも「おかしい!」
読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏が21日、日本テレビ・読売テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演。ジャニー喜多川氏の性加害問題で揺れるジャニーズ事務所に対する経済界の反応について異論を示した。
東山紀之新社長らが行った7日の記者会見を受け、経済同友会代表幹事のサントリーホールディングス新浪剛史社長が「真摯(しんし)に反省しているのか大いに疑問」とコメント。また、日本商工会議所の小林健会頭も「犯罪をした方がトップであった企業がそれを認識していたのはコンプライアンス上問題」と批判し、「個人的な意見」と前置きしてジャニーズの社名について「継続しない方がいい」と声を上げた。
経済界の厳しい声に橋本氏は、「経済界の反応ね、なんか違和感があるんですよ」と首をひねった。「というのはね、『こういうひどい会社だ』と。『それをなんだ、名前も変えないで』。いろいろおっしゃってるでしょ。経済界の企業が使ったじゃないですか。その責任はどうなるんですか。それはまったく何にも触れないでいいんですか?」と、CMなどに起用した企業としての責任を問うた。
キャスターの宮根誠司が「それはメディアも一緒ですよね」と口を挟みフォローするも、橋本氏は「メディアも一緒なんですけど、新浪さんを始め、厳しいこと言っている人たちは、それを最初に言ってほしいんですよ。『我々は知らなかった。我々は被害者だ』。そうではなくて、そういう人たちを長く使ってきた。ということは企業にも責任がありますよ。おかしいじゃないですか」と疑問を投げかけた。
宮根が「企業のみなさんは『私達は知りませんでした』なのか、『噂では聞いてました』なのかの前段がほしいということですよね」と解釈。橋本氏は「噂で聞いていたから、使わなかったという企業もいるんですよ。なんとなく、私は割り切れない」と語った。