阪神ファン桂春蝶「アレ」で語る岡田監督は「話芸としても憧れる」18年ぶり優勝にしみじみ涙

 会見した(左から)わかぎゑふ氏、桂春蝶、釈徹宗氏
 会見した(左から)わかぎゑふ氏、桂春蝶、釈徹宗氏
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 プロ野球・阪神のファンで落語家の三代目桂春蝶(48)が21日、大阪市内で、落語公演「落語で伝えたい想い・番外編」(11月22~23日、12月9~20日、大阪・扇町ミュージアムキューブ)の記者発表会見に出席した。

 11月の公演は仏教書「歎異抄」に着想を得た創作落語「鏡の中の親鸞~歎異抄より~」を、12月は太宰治の「人間失格」を原作にした「笑う人間失格」を披露する予定。創作過程には生みの苦しみもあるというが、「痛みを伴う思考の先に、本当の笑いや喜びがある。今回の阪神の優勝もそう。18年間の苦労があるからこそ、本当の喜びがある」と愛する阪神と重ねて説明した。

 阪神優勝の瞬間は「しみじみと味わいました。そっと泣いていました」とも明かし、「中学3年生の娘がそっとティッシュを持って来てくれた。また味なことを言うんです。『おじいちゃん(二代目桂春蝶さん)も喜んでるだろうね』って」と感激。岡田彰布監督の口癖にも言及し、「『そんなんアレや、おーん』って言うだけで全部分からせる、そんな噺家になりたい。話芸としても憧れる」と話した。

 さらに、日本一に向けては熱烈なファンだからこその複雑な気持ちがあるようで「変な気持ちやけど、日本一になってほしいというのもあるけど、日本一にならなかったとて、『やっぱりあかん』っていうのも味わい。阪神はどっちに転んでも味わいになる」と、愛をあふれさせていた。

 会見には2作の脚本を手がける劇作家のわかぎゑふ氏と、「鏡の中の親鸞-」を監修する宗教学者の釈徹宗氏も出席した。

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