ガーシー被告 激やせ保釈 頬こけお腹すっきり 弁護士「10キロ以上やせた」「糖尿病にはいい生活」10秒以上頭下げ
俳優の綾野剛らを動画投稿サイトでの暴露投稿で脅迫したなどとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)など五つの罪で起訴された元参院議員ガーシー(本名・東谷義和)被告(51)が21日、勾留先の東京拘置所から保釈された。東京地方裁判所が保釈を認め、ガーシー被告が保釈保証金の計3千万円を即日納付した。
ガーシー被告は、午後7時45分ごろ、濃紺のTシャツ、短パンにサンダルを履いて姿を見せた。逮捕時に比べて、頬がこけ、お腹周りもすっきりした印象。集まった報道陣に、10秒近く頭を下げ、足早に迎えの車に乗り込んだ。
弁護人を務める高橋裕樹弁護士が、医師の麻生泰氏がこの日、公開したYouTubeチャンネルに登場。1カ月以上前に収録したとみられる動画だが、「10キロどころじゃないほど(激やせしている)」と証言。「メンタル的には、話したい方なので、毎日接見に行っても1日1時間以上話している」と語った。
麻生氏が「相当、糖尿病がやばいと聞いたが、数値はいい。糖尿にとっていい生活をしている。低血糖の方が心配かもしれない」と、拘置所での生活が持病にいい影響を与えていると語った。
ガーシー被告は19日、東京地裁で開かれた初公判で、起訴内容について「間違いありません」と述べて謝罪。弁護側は脅迫行為に関し「常習性は認められない」として一部否認の姿勢を示した。
被告は昨年7月の参院選比例代表で旧NHK党から初当選。一度も登院せず今年3月に参院本会議で除名された。滞在先のアラブ首長国連邦(UAE)から6月に帰国し、警視庁に逮捕された。