ガーシー被告 Tシャツ&短パン保釈 激やせ?頬こけ足は細く 報道陣100人に無言で一礼
YouTubeで俳優らを脅迫したとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)などの罪で起訴された元参院議員ガーシー(本名・東谷義和)被告(51)が21日、勾留されていた東京拘置所から保釈された。保釈保証金は3千万円で被告は即日納付した。弁護人が19日に東京地裁に保釈を請求していた。
午後7時45分、拘置所の玄関に姿を現したガーシー被告は、胸元に大きく「88」と書かれた紺色のTシャツに短パン、サンダルといったラフな服装。神妙な表情で、詰めかけた約100人の報道陣の方を向くと約10秒間、無言で頭を下げ、用意されていた黒のワゴンに足早に乗り込んだ。
滞在先のアラブ首長国連邦から帰国し逮捕された6月4日以来、109日ぶりの保釈。逮捕時もTシャツに短パン、サンダルのラフな姿だった。その際は不敵な笑みを浮かべていたことが話題になったが、この日の被告は疲れ切ったような様子で、頬はこけ、やせ細った足が目立った。
ガーシー被告は19日に東京地裁で開かれた初公判で、起訴内容について「間違いありません」と述べて謝罪。自身の母親が身元引受人となるため、東京に一人引っ越してきたと説明し、「母の気持ちを裏切り、悲しませることは今後一切いたしません」と更生を誓っていた。弁護側は脅迫行為に関して「常習性は認められない」として一部否認の姿勢を示した。
ガーシー被告は昨年7月の参院選比例代表で旧NHK党から初当選。一度も登院せず今年3月に参院本会議で除名された。