「サンモニ」識者、トヨタに「EV競争に勝たないと産業弱体化」と懸念 電力需要には触れず

 毎日新聞の元村有希子論説委員が24日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、日本の自動車メーカーにEVに注力するよう進言した。

 「“EV後進国”日本で攻勢へ 中国メーカーが新車投入」という話題。中国のBYDが300万円台の新車を投入したと伝えた。司会の俳優・関口宏は元村氏に「日本はそんなに遅れてるんですか?」と質問。元村氏は日本は「エンジンで動く」車の大国と説明。EVについては「電気で動く、ほぼ家電のようなものと考えていいと思います」とした。「日本は自動車を作って輸出するという成功体験に縛られすぎたんじゃないかと思うんです。成功体験を否定して新しい分野に乗り出すのに遅れてしまった」と分析した。

 中国EVメーカーの日本進出は、1970~80年代に日本の自動車メーカーが米国市場に進出したことを連想させるとコメント。「トヨタをはじめとして『ハイブリッドがいいんだ』っていうのをちょっと、いったん置いてでもEV競争に勝たないとですね、産業そのものが弱体化していくというような心配はありますね」と指摘した。

 元村氏は水素エンジンや燃料電池車(FCV)については触れなかった。また、EVの普及による電力需要の増大(火力発電の量が増えればCO2排出量も増える)、充電スタンドの拡充、老朽化したバッテリーの廃棄問題についての言及もなかった。

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