大河「家康」淀殿が暗黒 不倫異説ある大野治長は美形大物俳優 秀頼出生も心配な大坂城が闇 織田の怨念が
NHK大河ドラマ「どうする家康」は24日に第36回「於愛日記」が放送された。終盤には女優未発表だった茶々(=淀殿)役で、母・お市の方を演じた北川景子が2役で登場した。
明朗だった母とは対照的に、母を見捨てたと恨む家康(松本潤)に鉄砲を向けてみせるなど、闇をまとった不気味さ。戦国の悲劇に飲み込まれるも「織田は死なぬ」の言葉を残した母と無念を晴らす約束をしており、すでに秀吉(ムロツヨシ)を籠絡し、この後の世を混乱させる元凶となりそう。
一方で、後の世の創作もあるのか悪女として描かれることもある淀殿を巡っては、不義密通の異説も。その相手とされるのが、乳母大蔵卿の息子で、大坂の陣でも側近として戦った大野治長。今作では玉山鉄二が演じることが15日に発表されたばかり。
真田信繁(幸村)は日向亘(19)、豊臣秀頼は作間龍斗(20)の若手が起用されており、俳優的にも淀殿-大野治長が最終盤のラスボス2人となると目され、淀殿と治長の関係がどう描かれるのかにも注目が集まっている。
【第37回「さらば三河家臣団」】
茶々が秀吉との子・鶴松を産んだ。勢いづく秀吉(ムロツヨシ)は、北条攻めを決定。和平を主張する家康(松本潤)に秀吉は先陣を命じ、勝てば北条領を全て与えると言う。しかし、それは故郷・三河を離れることでもあった。家康は家臣たちに事情を話せないまま、出陣を命じる。秀吉が20万もの大軍で小田原城を包囲する中、家康は氏政(駿河太郎)に降伏を促すが、全く応じようとしない。氏政には関東の雄としての意地があった。