日テレ社長 ジャニーズタレント起用「変更ない」も10・2注視「信頼得られる方針を打ち出せるか」
日本テレビの社長定例会見が25日、都内の同局で行われ、石澤顕社長はジャニーズ事務所の性加害問題を巡り、同事務所が10月2日に発表する予定の今後の具体策を注視する考えを示した。
石澤社長は、性加害問題のタレント起用の影響を問われ「現時点ではキャスティングについて変更するという考え方はもってはございません」と回答。それに付け加える形で「10月2日の公表により、事務所が信頼を得られるような今後の方針をしっかりと打ち出せるかどうかがポイント」と指摘した。
「その内容を(受けて)我々はしっかりと検討して、次のタレントの起用、ブッキングも検討することになるでしょう」と続け「スポンサー、各会社の考え方も十分に参考にさせていただきながら総合的に適切に判断を進めていきたい」と話した。
同局は同事務所に同問題について、社長名で申し入れ書を手渡している。「申し入れをお渡しした際に、私たちが納得できる水準の対応をとっていただくことが、今後、私たちが放送エンターテインメントを制作し、世の中に届ける過程に大きな影響を与えることがあり得る、という考え方についてはしっかりとお伝えしたつもりです」と同局の考えを伝えたことを明かした。