月組トップ月城かなと退団会見 最後まで男役を追求「もっと見ていたかったと思っていただけるように」

 来年7月7日に退団する宝塚歌劇団月組トップスター・月城かなと(つきしろ・かなと)が26日、大阪市内のホテルで会見した。「Eternal Voice 消え残る想い/Grande TAKARAZUKA 110!」東京宝塚劇場千秋楽で退団する。

 真っ白なスーツにグレーのストールを合わせたノーブルな姿で登場。トップ就任時から「月組をつないでいく役割をいただいた」と考え、卒業の時期を意識したといい「早い段階から(大劇場公演を)5作で(卒業)とゴールを決めて、それまでにできる限り月組を良い状態にしたいと思いました」と明かした。

 21年8月に就任してから約2年が経過。今は「下級生も、舞台上でいろいろなことに挑戦したり(表現を)変えてみたりすることに戸惑いなく、安心して立てていると感じます。それを受け止めてくれる上級生もいる」と組の成長を実感している。

 相手役のトップ娘役・海乃美月には22年7~10月の「グレート・ギャツビー」の公演中に伝えた。「彼女には彼女の人生があるから、自分のタイミングで(卒業を)考えてほしい」と話したところ、今年8月に宝塚劇場で開幕した「フリューゲル -君がくれた翼-/万華鏡百景色」の稽古開始時に「一緒に退団させていただきたいです」と伝えられたという。組のメンバーには今月23日に報告した。

 「人としておもしろいと思ってもらえる男役になることが目標でした」と、しぐさだけでなく「中身の分厚さ、土台がしっかりしていないといけないと」と男役像を描いてきた。「最後まで男役として追求していきたい。退団公演の千秋楽にも『もっと見ていたかった』と思っていただけるようにまい進したいと思います」と誓った。

 また、“お約束”の結婚についての質問には、記者へ「ちなみにご結婚されていますか?(結婚の)いいところは?」と逆質問。記者の返答に「参考にさせていただきます」とうなずいていた。

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