２７日にＮＨＫＢＳで放送された連続テレビ小説「あまちゃん」の再放送では、ついに鈴鹿ひろ美（薬師丸ひろ子）が「潮騒のメモリー」を熱唱。今週が最終週とあって、ネットでは感激の声が多数上がり「＃あまちゃん」がトレンド上位に入った。

　いよいよ今週が最終週の「あまちゃん」。再建したあまカフェでの鈴鹿ひろ美のリサイタルが始まろうとしていた。

　音痴過ぎてかつては春子（小泉今日子）が影武者を務めてきたが、鈴鹿本人は自分で歌う気満々。東京で春子からレッスンを受けてきたが、きちんと歌える確率はかなり低い。音痴がばれてしまうと慌てた春子は急きょ、北三陸入り。鈴鹿がマイクを握る寸前にあまカフェに滑り込み、陰から自分が歌おうとするも、マイクの乾電池が入っておらず間に合わず。だが鈴鹿は春子にゆったり微笑みかけると、透き通った歌声で「潮騒のメモリー」を歌い上げた。

　聞いていた太巻（古田新太）は号泣。鈴鹿はずっと気になっていた「三途の川のマーメイド」という歌詞を「三代前からマーメイド」に変え、夏（宮本信子）へのリスペクトも歌い上げた。

　音痴キャラで、長い間歌声を封印してきた鈴鹿が、最終週に満を持しての圧巻歌唱。１０年前の本放送時でも話題となった。１０年経過しても色あせない鈴鹿の「潮騒のメモリー」はすぐにネットでも話題に。「今日は薬師丸ひろ子さんが素晴らしかった！」「本放送の時もそうだったんだけど、鈴鹿さんが歌い出すと、あまりにも清らかな歌声に涙が出てしまうんです」「これで本当に鈴鹿ひろ美の歌になったんですね」「当時も泣いたが今朝も泣いた。１０年たっても神回」など絶賛の声が相次いでいた。