NHK会長が謝罪「受信料の私的利用であり言語道断」 報道局30代記者の経費不正請求疑惑に
NHKの定例会長会見が27日、東京・渋谷の同局で行われた。
同局は26日、報道局の30代記者が私的な飲食代を経費として不正に請求していた疑いがあると公表。稲葉延雄会長はこれを受け、会見冒頭で「受信料の私的利用であり、あってはならないこと。言語道断。深くおわびしたい」と謝罪した。
今後、外部有識者による第三者委員会を設置し調査を行う。同局が同委員会を設けるのは、職員によるインサイダー取引疑惑が発覚した08年以来。稲葉会長は「断固とした態度で臨む必要がある。徹底的に調査し厳正に対処したい」と語り、「きちんと報道局内を調べてもらう。どういうふうに手当てをすればこういうことが根絶できるか考えたい」と話した。