「らんまん」視聴率、最終回18・1%&期間平均16・6% 前2作の低下傾向に歯止め
9月29日に放送された俳優・神木隆之介主演のNHK連続テレビ小説「らんまん」最終回の平均世帯視聴率が18・1%(個人全体視聴率10・2%)だったことが2日、分かった。全130回の期間平均は世帯16・6%、個人9・4%だった。
番組最高は9月8日放送(第115回)の世帯19・2%。朝ドラでは21年後期の「カムカムエヴリバディ」以来、3作ぶりに19%を超えた。同回では万太郎(神木)の妻・寿恵子(浜辺美波)が渋谷の町をよく知るためにもっと観察しようと再び渋谷へ向かう話が放送された。
期間平均は2010年以降最低を記録した前作「舞いあがれ!」の世帯15.6%、前々作「ちむどんどん」の世帯15・8%を上回り、低下傾向に歯止めをかけた。なお4月3日の初回は世帯16・1%だった(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)。
らんまんの最終回では、万太郎(神木)が生涯をかけて作った図鑑が完成。体が弱った寿恵子(浜辺美波)と縁側で図鑑を見る姿が描かれた。
図鑑の前書きにはこれまでの制作に協力した人たちの名前が刻まれており、ネットには「植物図鑑の前書きにたくさんの関わった人たちが載ってるのぐっときたなあ」「始まる前からうるうるしてたけれども、図鑑の前書きに号泣」「完成した図鑑に記された名前が映されるたびに、その人たちとの場面が次々に思い出されて、どの人も愛おしくて大好きだった」と涙のコメントが書き込まれた。