女性記者が東山社長と応酬「自身の性加害は?」「していない」「していないの貫く?」「本当のこと言ってる」ジャニーズ会見

 記者会見の終盤、飛び交う記者からの声に応える東山紀之(右)と井ノ原快彦(撮影・伊藤笙子)
 質疑応答で声を上げる望月衣塑子氏(撮影・伊藤笙子)
 多数の報道陣の前で会見を開いた(左から)山田将之氏、井ノ原快彦、東山紀之、木目田裕氏(撮影・伊藤笙子)
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 創業者のジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、ジャニーズ事務所が2日午後2時から、都内で記者会見を開いた。

 東山紀之社長(57)と関連会社社長の元V6井ノ原快彦らが出席した。ジャニーズ事務所は解体され、性被害の補償会社「スマイルアップ」を設立すること、タレントのマネジメントに関しては新たな会社を設立、各タレントとエージェント契約を結ぶことなどを説明した。

 2時から始まった会見は、ムービーカメラ29台を含む報道陣300人が集結。質疑応答が始まると多くの手が上がった。

 前回は時間無制限で行われ4時間12分に及んだが、今回は2時間と区切られた。司会者からは開始前から「質問は1社1問」と通達があったが、なかには「それと…」と関連させ、複数問いかける記者も。

 終盤には、まだ当たっていない記者が指名される前に勝手に質問をし出し、それに対して、別の記者が怒り出すなど、騒然とした空気となった。

 9月の会見では4分半に及び、持論を交えながら質問を続けた女性記者もあらわれたが、この日も同じ女性記者が、会見の終了が告げられ、壇上の4人が立ち上がったあとにも東山社長に、自身が過去に性加害をしていたのでは、と追及した。

 「事実を向き合った上で新会社のトップに就任すべきではないでしょうか?」と問いかけると、東山社長は「僕は性加害はしていませんので」と回答。女性記者は「性加害をしていないというのを貫くんですね」と重ねて尋ねると「貫くというか、本当のことを言ってるんです」と再度否定した。

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