岡田准一 ジャニーズ退所発表「喜多川氏の性加害問題に起因」新事務所設立「これ以上迷惑、心配かけたくない」

 元V6の岡田准一が2日、ジャニーズ事務所を退所することを発表した。企業ホームページで「この度、弊社所属タレント岡田准一は、2023年11月30日をもちまして、ジャニーズ事務所を退所いたしますことをご報告申し上げます。今後につきましては、芸能事務所を設立し、活動してまいります」と、独立することを報告した。

 続けて「今回の決断は、この度の故ジャニー喜多川性加害問題に起因しておりますので、本来、所属タレントを守らなければならない弊社が、会社の問題により所属タレントである岡田に苦しい思いと苦渋の決断をさせてしまった」と性加害問題が原因となっていることを認めた。

 岡田は「ジャニーズネット」にコメントを発表。「今回のことでファンの皆様、そしてお世話になっている関係者の皆様、これからお仕事をご一緒させていただく皆様に、ご迷惑やご心配をこれ以上おかけしたくない、そして、何よりモノづくりのクリエイティブだけに向き合うという自分の中心を崩したくない、という思いからの退所でございます」と心境を吐露した。

 企業HPには「自身の年齢やこれからのキャリアを考え、より一層モノづくりや演じることを追究していきたいというビジョンを抱いていたことも、決断に至った理由となります。そして、岡田より思いを聞き、話し合いを重ねた結果、今回の結論に至りました。これから、岡田が望む環境で長く活躍できることが最優先されるべきであり、弊社としましては、今後の活動を陰ながら応援をしたいと考えております。これまでも、アイドルから俳優へとキャリアチェンジした自分だからこそ、弊社に残ることで後輩にできることがあるのではないかという考えから、ともに会社を良くしようと様々な提案をしてくれた岡田に対して、心から感謝いたしております。」と、事務所側も退所の申し出に理解を示した。

 この日、V6で同じメンバーでジャニーズアイランドの社長も務める井ノ原快彦が、創業者ジャニー喜多川氏の性加害にもとづく記者会見を行っていた。一部で報じられた「岡田退所」について質問が及ぶと、「連絡取っていますから。こんな言い方あれなんですけど、何も変わらないので、我々の関係性が…」とコメント。

 さらに「これからしっかり発表してくると思うので、本人からさせてあげてください。すみません」と語った。

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