認知症の蛭子能収 現状を佐野史郎が明かす「僕のことは覚えてなかったみたい」個性的画風は健在「幼児みたいな絵」も
俳優の佐野史郎が1日、更新したSNSで、漫画家でタレントの蛭子能収の個展を訪れたことを報告した。
東京・青山のギャラリーで9月30日にまで開催された「蛭子能収個展『最後の展覧会』」を訪問。蛭子とのツーショットも披露した。
蛭子は2020年に「レビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症の合併症」を患っていることを公表。佐野は「エビスさんの最後の展覧会、最終日に行ってきました。認知症のエビスさんは、僕のことは覚えてなかったみたいだけど、展覧会のために絵を描いたこと、お話ししてくださいました」とつづった。
今回の個展は、すべてが書き下ろし。個展の公式HPでは「この展覧会へ向けてキャンバスに向かう頃には症状は進み、かつて自らの口から出た『小学生みたいな絵』は『幼児みたいな絵』になっていました」と現状が報告されている。それでも、独特なタッチの蛭子節は健在。佐野は「今回も、一見、画風は変わったようでもありますが、いやいや、なにひとつ変わらずに描いていらっしゃいました。作品の前で、ずっと笑いながら、けれど、その切実さに胸が熱くなるようで、唸らされてしまいました」と拍手。
「作品は完売!!ギャラリーの外は長蛇の列で、エビスさんは棟方志功や山下清、岡本太郎、水木しげるに並ぶ芸術家であることを見せつけておりました」と最大級の称賛を送った。