運営会社“NGリスト”認め謝罪 事務所の関与は否定 ジャニーズ「雇った責任ある」

 ジャニーズ事務所創業者の故・ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、同事務所が2日に開いた会見に関して記者の“指名NGリスト”があったことについて、会見を運営したPR会社「FTIコンサルティング」が5日、リストを作成したことを認めた上で謝罪。ジャニーズ事務所の関与は否定した。同事務所も同日、追加のコメントを発表し、同社と契約した責任について言及した。

 FTI社は、特定の記者を指名しないようにするNGリストを「限られた会場使用時間の中で、会見の円滑な運営準備のために作成した」とし「ジャニーズ事務所様は作成や運営スタッフへの共有を含め一切関与しておりません」と説明した。

 一方で、実際の会見では「こうした資料に関わらず、登壇者、司会者の判断のもと、幅広い媒体の記者の皆さまにご質問頂くこととし、貴重なご意見を頂戴した」とも主張。その上で「皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 ジャニーズ事務所は、リストの存在が明らかになった4日夜、報道各社に対して関与を否定し、目にもしていないと主張。会見2日前の打ち合わせで、FTI社が持参した媒体リストに「NG」の文字を見つけた井ノ原快彦(47)が「絶対当てないとダメ」と抗議し、FTI社側が「では後半で当てるようにします」と答えたとしていた。しかし、5日の発表文書では「では、当てるようにします。と答えました」と一部を変更した。

 また、5日は「今回は、会見を委託したコンサルティング会社がしたことであっても、それは弊社が雇った責任があると言われれば、その通りであり」と、主催者としての責任にも言及。「大変悩みましたが、現時点でわかっていることだけをご報告させていただきます」とした。

 2日の会見は「1社1問、2時間制」で行われた。一部の記者が司会の制止を振り切って大声で呼びかけ続けるなど一時騒然とした。指名されなかったジャーナリストの鈴木エイト氏は、生出演したTBS系情報番組「ひるおび!」(月~金曜、前10・25)で、自身がリスト入りしていたことを明かした上で「司会の方と目が合ってるんですけど、なぜかスルーされる」と違和感を告白した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス