ジャニ会見司会の松本和也氏が声明「NG記者リスト 手元にあったが ないものとして進行」「茶番」発言2記者指名しない理由も
2日に行われたジャニーズ事務所の記者会見の司会を務めた元NHKアナウンサーの松本和也氏が6日、声明を発表。報じられている「NG記者リスト」については、「手元にはあった」と認めた。一方で、「順番でこの人に聞くようにという具体的な指示はなかった」として、リストに従った指名を「していない」とつづった。
その理由については「会見2日前の打ち合わせのときに、この記者は指名NGというやりかたはよくないという旨の井ノ原さんたちの発言を直接聞いていたからです。どんな厳しい質問に対してもできる限りきちんと答えたいという姿勢がはっきりと見られたので、会見ではそれを尊重すべきだと思ったからです。」と説明。「会見が始まってすぐ、リストはないものとして進行することに決めました」と当時の心境を明かした。
また「一社一問の制限には議論のあることは存じています。ただ、そこは司会の立場の私には関われないところであり、決められた制約の中で、最善の進行をするしかないと思っていました」とも記した。
松本氏は「最初のほうは、同じブロックの中でも生中継のテレビの方は、わかる範囲で、先に指名していました。そのほうがそれぞれの中継放送の時間に間に合い、質問がオンエアされやすいと思ったからです」とアナウンサーや芸能レポーターなど、テレビ所属の記者を優先して指名したことを告白。
「指名されないのはおかしい、茶番だ」という声が2人の記者からあったことにも言及。「ただ、私からはそのお二人は指名されなくても大声で質問を繰り返し、東山さんや井ノ原さん、弁護士の方がそれぞれその質問に答える場面があったのを確認したため、最初の原則に則り、二度と指名はしないことにしました」とあえて、指名しなかったことを認めた。
また「アメリカではこのような会見の方法はない、というご意見も聞こえましたが、それもあの限られた時間の場では議論すべき点ではないと思い、別の方を指名するようにしていました」とも話した。