紅白司会発表 有吉弘行が初 橋本環奈&浜辺美波&高瀬耕造アナ ジャニーズ起用はゼロ
NHKが6日、大みそかの「第74回NHK紅白歌合戦」(総合ほか、後7・20)の司会4人を発表した。お笑いタレントの有吉弘行(49)、女優の橋本環奈(24)、浜辺美波(23)、同局の高瀬耕造アナウンサー(47)が務める。近年の紅白においてはジャニーズ所属タレントが06~19年に司会、22年にスペシャルナビゲーターを務めてきたが、今年はジャニーズ勢はなしとなった。テーマは「ボーダレス-超えてつながる大みそか-」と発表された。
大みそかの紅白に“新風”を吹かせる。発表されたのは、超売れっ子お笑いタレントに、旬の2人の女優、そして局アナ。4人の司会者の中に、長年、司会としても活躍してきたジャニーズ勢の名前はなかった。
NHKは9月の定例会見で、故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐって、同事務所所属タレントの新規起用について「被害者への補償や再発防止の取り組みが着実に行われていることを確認できるまでは当面行わない」との方針を発表。紅白への出演や司会の起用ゼロの可能性についても「解除されないとそういうことになる」と明言。司会に関しては、起用ゼロが現実のものとなった。
初司会の大役を担う有吉は、民放全局でレギュラー番組を持つなどMC力を高く評価されている。昨年の紅白にダチョウ倶楽部と純烈の応援ゲストとして出演した。「今まで司会をされた方の中で一番小ぶりだと思いますが、すごく光栄だし、うれしいです」と自虐的に喜んだ。
昨年紅白で初司会ながらノーミスで乗り切り、肝っ玉が評価された橋本は2年連続の大役。来年後期の連続テレビ小説「おむすび」でヒロインも務める。「新鮮な気持ちを持ってこの国民的行事である紅白歌合戦の司会という大役に臨みたい」と意気込んだ。
前期の朝ドラ「らんまん」でヒロインを好演した浜辺は、紅白初司会に「お話をいただいた時には驚き、同時に胸が高鳴りました」。橋本とはCMでも親友役を演じ、プライベートでも仲良し。“親友コンビ”のトークが年末を彩る。
初司会の高瀬アナは放送中の「ブギウギ」で語りを担当するなど、朝ドラ色が強い司会布陣となった今年の紅白。ジャニーズ勢から司会ゼロとなったが出演者はどうなるか。