宝塚 宙組22日まで休止延長 芝居シーン変更も検討
宝塚歌劇団は7日、休演中の宝塚大劇場宙組公演「PAGAD(パガド)/Sky Fantasy!」の休止を22日まで延長すると発表した。また木場健之理事長が同劇団で会見し、調査チームを立ち上げることを発表した。9月30日に、宝塚歌劇団宙組に所属する25歳の女性が、兵庫県宝塚市内の自宅マンション敷地内で死亡しているのが見つかっていた。
劇団は弁護士を中心とした調査チームを結成。亡くなった生徒が所属していた宙組生徒からの聞き取りを開始し、必要であれば順次調査を拡大すると明かした。
劇団員が亡くなったという一報が入ったのは30日朝。正確な警察情報が入ったのは14時過ぎだったいう。女性が、最年長で出演する予定だった新人公演は、30日が稽古開始で、その前日は自主稽古していた。亡くなる前日について「いつもと変わらない」様子だったという。
木場理事長は「公演を待っていらっしゃるお客様に、届ける使命がある。亡くなった事実はあるが、乗り越えなければ。(タカラジェンヌは)舞台に立つために宝塚に来た人間。その思いも大事に、心身のケアには注意したい」と語った。また宙組の再開にあたり、芝居内容に高所から転落するシーンなどもあることから「必要があれば、変更も含めて検討。配慮しなくてはならない」と明かした。