堂本光一 Kinki Kids変えてもいい 引退思い持ちながら十字架背負う 性加害問題巡り葛藤明かす

 KinKi Kids・堂本光一(44)が8日、東京・帝国劇場で主演ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」(9日から同劇場)の初日を前に取材に応じ、ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡っての葛藤を明かした。被害者救済を訴えた上で「KinKi Kids」の改称検討や、今後も演者として「十字架を背負いやっていく」覚悟を示した。キャストと集合した全体会見では開幕への意気込みを語った。

 単独会見に現れた光一は、報道時を前に初めて自身の肉声で苦悩を吐露した。   

 自身を育てた「ジャニーズ事務所」は17日付で補償会社「SMILE-UP.」となり、その看板を下ろす。「すごく葛藤はありました」としつつ、「被害に遭われた方が救われなきゃいけないと思っておりますので、自分もこれまでのことを改めなきゃいけない」と神妙に語った。

 相方の堂本剛(43)との話し合いの中で「KinKi Kidsも変えてもいいんじゃないかと」という話しも出たと明かし、慎重に協議を重ねた上での名称変更に含みを持たせた。      

 タレントは新会社とエージェント契約する道を選択できるが「難しい問題。楽曲の権利がどういう形になってしまうかとか、まだ説明を聞いていない。その辺がやっぱりポイントになってくる」。ただ、今後もKinKi Kidsとして、個人として活動を続けるとした。

 「僕らにはそれしか表現方法がない。手放したいと思った瞬間もあったが、エンタメの力を信じてやってきた。それしか生きる道がないので、その道で示していかないといけない」と明言。「大変な思いをしているのは被害者。そこを念頭に置いて何ができるかを考えていかないと」  

 雑誌でのコラム連載で「引退も考えた」と記したことを「そういった思いも持ちながら活動しないと、何か自分にできる責任は果たせないと思った。十字架を背負いやっていかないといけない」と説明。舞台「Endless SHOCK」などジャニー氏の生んだ作品を受け継いできただけに「彼に迷惑をかけてはいけない、恥ずかしい作品を作ってはいけないと思ってやってきたが、そう刻んできたことに『×(バツ)』を付け、十字架にして自分として表現していかないと」と覚悟を示した。

 新会社は先輩の東山紀之(57)を社長、井ノ原快彦(47)を副社長にすえ再出発を図る。「願うことは、世界一クリーンな会社」と光一。「どの口が言ってるんだと思われるかもしれないけど、安心してエンタメを楽しんでいただける環境を作れるように」と祈るように話した。

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