倉田真由美さん、夫・叶井俊太郎氏のすい臓がんを公表 「今も逡巡あります」と葛藤明かす 末期で余命半年と宣告

 漫画家の倉田真由美さんが11日、自身のX(旧ツイッター)を更新。夫で映画プロデューサーの叶井俊太郎氏が、すい臓がんで闘病中であることを公表した。

 倉田さんは「私の夫はすい臓がんを患っています」と報告。「診断を受けたのは最近ではありません。昨年です。いつかお伝えすることになるだろうとは思いつつ、一年以上が経ちました。今も、逡巡はあります。だって、普通に暮らせているから。夫は寝つくことなく今も毎日会社に行っているから。公表することで何か変わってしまうのも怖かったし、対応に困る人も出てくるんじゃないかと心配だったから」と公表にいたるまで葛藤があったことを明かした。

 公表する決断をした理由については「しかしこの度、夫が膵臓がんをカミングアウトした対談本を出すのでこの機会に公表することになりました。夫は私と違って診断直後から周囲の人に『癌になっちゃったよー』と言いふらしていたので、夫の仕事関係の人で知らない人はいません」などと説明した。

 さらに「対談を引き受けてくださったのは、夫の口からお名前を何度も聞いたことがある本当に夫と関わりの深い方ばかり。暗い雰囲気になりそうな状況にも関わらず、とても明るく温かい本になりました。膵臓がんという難病にこうやって対峙する人間もいる、多くの人に読んで知っていただきたいと思います」とつづった。

 出版元の公式サイトによると、叶井さんのすい臓がんは末期で余命、半年と宣告されたとしている。

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