和田アキ子 ラストホールツアーへ「執念」の熱唱!立ってリズム取る、9月に右膝関節手術

 デビュー55周年の歌手・和田アキ子(73)が11日、都内で、ラストホールツアー(18日開幕、東京・NHKホールほか)の公開リハーサルを行った。右膝関節手術、右目の網膜色素上皮裂孔と満身創痍(そうい)で挑む節目のライブに先駆け、驚異の回復力で“執念の熱唱”を見せた。

 手術から一カ月。10月上旬の会見でつえをついていた和田だが、この日はつえなしで自らの足で登場。足でリズムを取って「古い日記」「YONA YONA DANCE」「あの鐘を鳴らすのはあなた」の3曲を伸びやかに歌唱し、「良いね!やっぱりステージは」と白い歯を見せた。

 パワフルな歌声で魅了したが、現在の体調は「70%」と完全ではなく、左股関節に痛みを感じている。不安要素も残るが、「18日のNHKホールに向けて執念ですね」と気合十分。「ステージに立つと(痛みを)吹き飛ばすくらい活気が沸いてきますね」と歌に支えられているとした。

 ヒールがトレードマークだが、膝の負担軽減のために「何十年ぶりにペタンコの靴で挑みます」と説明。セットリストは「ラストホールツアーということでできる限りの歌を一曲でも多く聞いていただきたいと思って、いろんな曲を入れています」と予告した。

 声が「昔より出ている」という和田は「今年の暮れに股関節の手術が入っているので、治ったら来年もやれるんちゃうかな」と笑いつつも、「言った限りはかっこよく終わりたい。ここまで長く歌って来られたので、上り調子でストップできた方がいい」と“ラスト”にかける思いを明かした。

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