読売テレビの高岡達之氏が１６日、同局「情報ライブ　ミヤネ屋」で、シンガー・ソングライターの谷村新司さんの訃報に声を詰まらせ、４０年前の谷村さんとの思い出を語った。

　生放送中に飛び込んできた谷村さんの訃報。高岡氏は「視聴者の皆さんにお許しを頂いて、個人的な話をさせていただきたい」と切り出すと「４０年前に別の放送局で学生のアシスタントディレクターで、全盛期の谷村新司さんに５年間、毎週金曜日、スタジオでお会いし、とってもかわいがっていただきました」と毎日放送でのラジオ「ヤングタウン」での思い出を語った。

　「本にも載せて頂いて、大阪城ホールの楽屋にも呼んで頂いて、テレビ局に就職したって言ったら、とっても喜んで下さって…」というと声を詰まらせ「早いですよ、チンペイさん」と呼びかけた。

　そして「ぼくは今でも谷村さんの前に行ったらアルバイトです」と谷村さんとの関係性を述べ「我々の手の届かない中国の偉い方と交流されて、でもずっと読売テレビに寄ったら私の顔を見て『元気か？』って言って下さって…。早いです」と谷村さんの人柄を思い起こし涙声。「大人の作法を全部教えていただきました」と感謝の言葉は尽きなかった。