ジャーナリストの田原総一朗氏が２２日、Ｘを更新。２０日深夜にテレビ朝日系で放送された「朝まで生テレビ」について、視聴者から、相手の発言をさえぎっての「うるさい！黙れ！」という田原氏の発言に苦情が寄せられ、田原氏も「心から反省してます」と反応した。

　２０日の「朝まで生テレビ」は「与野党大激論！これでいいのか？！日本の政治」と題して与野党の論客、政治ジャーナリストなどが出演し、文字通り激論が繰り広げられた。番組内では小川淳也議員から「田原さん、議論を拡散しすぎ」などと言われ、「してないよ！」と大声で反論するシーンもあった。

　放送後、視聴者からＸで「討論の場で、相手が話しているのを遮って『うるさい！黙れ！』と暴言を吐くことは、司会者として、また討論という論理的なやりとりをする場において相応しい対応だったのか、ぜひご本人の見解をご教示いただきたいです」との投稿が。

　田原氏はこれをリポストし「ご視聴ありがとうございます。おっしゃる通りです。話をじっくり聴かなくてはいけないです。心から反省してます。ご指摘感謝致します」と反省しきり。その後、別の視聴者から「反省されたのなら同じ間違いをされぬ様よろしくお願い致します」との投稿があり、田原氏は「鳥越俊太郎さんから、ジャーナリストは人の話を聴けないといけないから補聴器入れた方がいいよ、と言われた事を思い出しました。話を聞いてこそですね」と反応していた。

　同じ思いをしていた人は他にもいたようで、登山家の野口健氏もＸで「気がつかれるのにだいぶ時間がかかりましたね。テレビ局が出演者に出演依頼しておきながら、その番組司会者が出演者に『黙れ、うるさい』と感情論をむき出しにしながら発言を妨害する司会者を僕は他に知らない」「出演者の意見を引き出すのが司会者の仕事」とつぶやいていた。