役所広司 カンヌ受賞作「監督が羨ましいと思う人物演じた」 監督は「時差ぼけ」で役所の肩で居眠りポーズ
8枚
俳優の役所広司が23日、都内で始まった「第36回東京国際映画祭」で、主演映画「PERFECT DAYS」(12月22日公開)の舞台あいさつに出席した。
映画祭のオープニング作品となった同作は、今年5月に開催された第76回カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞し、続けて数々の映画祭にも招待され、先日には米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表選出も決定した。物語は、東京・渋谷の公共トイレ清掃員・平山(役所)の日々の小さな揺らぎを描く。
役所は「撮影中監督がいつも『平山みたいに生きたい』っておっしゃってたのでそういう人物を目指せば良いのかと思っていた」と役作りについて語り、続けて、メガホンをとったヴィム・ヴェンダース監督(78)について「飛行機が4時間遅れてちょっと前に日本についたばかりで、ちょっと時差ぼけっぽい」とイジり。するとヴィム監督は役所の肩に頭を乗せて時差ぼけをアピールし、会場からは爆笑が起こった。