【山田美保子のミホコは見ていた!】芸術の秋、稲垣吾郎の秋

 23日、アジア最大級の国際映画祭、「第36回東京国際映画祭」が開幕した。上映・出品作品数は219本で、昨年の174本から大幅に拡大。海外ゲストも昨年の104人から、今年は600人以上の来場が予定されているという。「東京ミッドタウン日比谷」で行われたレッドカーペットには昨年の137名を大きく上回る226名の俳優や制作者が国内外から集結し、全長165メートルを歩いた。

 その中に居たのが稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香ら「正欲」のメインキャストたちである。

 朝井リョウ氏によるベストセラー小説、待望の映画化で、稲垣、新垣、磯村らにとって新境地とも言われている衝撃作だ。

 稲垣といえば、2018年の「半世界」、「窓辺にて」に続いて三度目となるワールド・プレミア。女性誌で毎週、映画評を書いている稲垣だが、「正欲」については「批評するのが難しい」という。

 だが、年下の新垣や磯村から「学んだことがたくさんあった」と言い、役の理解度や作品への取り組み方を絶賛していた。

 主演映画だけではない。6日からは、「日本青年館ホール」(東京)で主演舞台「多重露光」が上演されている。「たいへん好評をいただいている」とはスタッフの弁。近年、自宅に暗室を作るほどフィルムカメラに凝っている稲垣が、街の写真館を細々と営むカメラマンに扮している。

 自宅といえば、「家にこんなに鉢物を置いているのは桐島かれんさんと僕ぐらいだと思う」と冗談を言いつつ、一時は60鉢以上の植物を育てていた稲垣。4月からは「趣味の園芸」(Eテレ)の新シリーズ「稲垣吾郎 グリーンサムへの12か月」に出演し、植物のあるライフスタイルを提案し、役立つノウハウを届けているところだ。

 「ハマると全部知りたくなる性格」を自覚する稲垣は、31日、「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ系)に出演。木下レオン氏に占われ、「かなり踏み込んだことを言われた」そうだ。

 その佇まいがこの季節にピッタリな稲垣の“秋”はファンならずとも実に興味深い。

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