玉川徹氏 岸田首相の経済対策に「何を考えてるんだろう」 所信表明演説で「経済」29回連呼で力説も

 元テレビ朝日の玉川徹氏が24日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。23日に所信表明演説を行った岸田文雄首相を「何を考えてるんだろう」と辛らつに批判した。

 番組では岸田首相の所信表明演説を詳報。首相は「経済」という言葉を29回繰り返して物価高対策に意欲を示し、「経済、経済、経済。私は何よりも経済に重点を置いてまいります」と力説。「コストカット型経済」から完全脱却し、「供給力の強化」と、「国民への還元」を車の両輪として総合経済対策を実行していくとし、「税収の増収分の一部を公正かつ適正に還元し、物価高による国民のご負担を緩和致します」と説明。演説時間の半分が経済政策に割かれたと紹介した。

 玉川氏は「税収が思ったよりも多くてっていうことなんだと思うんですけど、剰余金って2・6兆円ぐらいなんですよ。筋論でいうと、これだけ借金をして財政運営をしてる時に、税収が思ったよりも多かったら、次の借金を減らすっていうふうなことが筋なんじゃないですかね」と疑問視。

 ドイツや米国を例に挙げ「日本以外の国っていうのは、野放図に借金していいなんていう国どこもないわけですよ。日本はその結果としてGDPの2・6倍の借金でしょ。こういう状況の中で減税しますっていうのはいったいどういうことなんだろうと」と指摘。

 さらに、需要が伸びてようやく供給とのギャップがなくなった現状での減税には「ここで仮に減税をやって需要を刺激したら、インフレが加速する可能性もありますよ。インフレ対策をやります、やりますって言ってるときに刺激してどうするんだろうっていうのが僕はさらに疑問で、何を考えてるんだろうって。もうちょっとちゃんとやってほしいなあと思って。理屈の説明のつくことをやってほしいと思いますけど」とバッサリ論じた。

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