ザ・ビートルズ 最後の“新曲”発売 ジョンが70年代後半に録音 11・2世界同時
ザ・ビートルズ最後の新曲「ナウ・アンド・ゼン」が11月2日午後11時(日本時間)、配信で世界同時発売されることが26日夜、発表された。輸入盤のアナログとカセットは同3日、日本版のアナログは同17日発売。
同曲は故ジョン・レノンが70年代後半に自宅でボーカルとピアノのデモを録音。94年に妻のヨーコ・オノ(90)が同音源をポール・マッカートニー(81)、故ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター(83)に渡し、3人は新しいパートをレコーディングしたが、当時の技術ではジョンのボーカルとピアノを分離したクリアなミックスが実現できず、お蔵入りとなった。
21年のドキュメンタリー「ザ・ビートルズ:Get Back」をきっかけに技術的な問題が解決し昨年、ポールとリンゴが作業を開始。ジョンのボーカル、ジョージが95年に録音したギターに、ポールとリンゴが新たな演奏とバッキングボーカルを加えた。
リリースにあたり、ポールは「ジョンの声が、とてもクリアに聞こえる。かなり感動した」、リンゴは「まるでジョンがそこにいるようだった。斬新だった」と語っている。
また、12分間の短編ドキュメンタリーを日本時間11月2日午前4時30分にバンドのYouTubeチャンネルで公開。MVは3日に公開予定だ。