演歌歌手の五木ひろしが２７日、東京・江戸川区総合文化センター大ホールで行われた日本歌手協会「第５０回歌謡祭」に出演。亡くなった谷村新司さん、もんたよしのりさんを偲び、それぞれの代表曲「昴」、「ダンシング・オールナイト」を熱唱した。

　先月２６日にＮＨＫの音楽番組「うたコン」で共演し「久しぶりに会った」というもんたさんについて「ずっと長く会ってなかったけど、声かけて『久しぶり』と話して。その時に歌った彼の歌が当時のまんまで素晴らしい歌声だった。その人が急に亡くなるって聞いてビックリです」と語った。

　谷村さんに向けては「アリスがニューミュージックというジャンルを作った。今の大きな音楽史の流れに貢献をしたと思います」と話し、「彼の歌がとってもね、演歌っぽい。堀内君はわりとフォークぽいけど、彼はとってもね感情を込めて、ある意味僕らと通じる何かがあった」と語っていた。

　最後には天を見上げ、深々とお辞儀した。会場から拍手が鳴り止むことはなかった。