ガガガSP 母校凱旋で生徒ら800人熱狂 高校生へ「半径5メートルを面白くしろよ!」
パンクロックバンド・ガガガSPが28日、神戸市内で行われた県立神戸高塚高等学校の創立40周年記念行事に参加。生徒、関係者ら800人を前に、2002年のメジャーデビュー曲「卒業」などアンコールを含め13曲を披露した。
演奏はメンバーの予想以上の盛り上がりを見せた。途中、ボーカル・コザック前田の「立っていいのかな?」の呼びかけに、多くの生徒が反応。席から立ち上がり、手を振ったり、タオルを振り回したり、同校OBでボーカル・コザック前田は「僕らのことを知らないはずなのに、こんなに盛り上がってくれるとは」と驚きの表情。ドラムの田嶋悟士も「本気を出したら伝わるんや、と本当に実感しましたね」と、笑顔を見せた。
「エネルギーをすごくもらった」という前田は「夢を紡いでいくために、きょうから物事を面白くしていく、その価値はあります。自分の半径5メートルを面白くしろよ!」と絶叫。「コロナ禍での3年間って、やっぱりすごいしんどかったと思うけど、全部自分にいい意味で返ってくる」と、自身も高校時代に阪神淡路大震災で被災した経験をもとに、後輩たちへ熱いメッセージを送っていた。