西島秀俊と芦田愛菜「日曜劇場」で親子役 天才指揮者と音楽嫌いの娘との気まずい同居生活
俳優の西島秀俊(52)が来年1月期のTBS系ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(日曜、後9・00)に主演し、女優の芦田愛菜(19)と親子役を演じることが29日、分かった。同局の看板枠・日曜劇場への出演は、主演した「流星ワゴン」(15年1月期)以来9年ぶりとなる。
「アパッシオナート」とは音楽用語で「熱情的に」「激しく」を意味するイタリア語。西島は音楽に情熱的に向き合い、世界的に評価されていた指揮者の夏目俊平役を演じる。
ある事件をきっかけに音楽界から離れていたが、日本の地方楽団を指揮するために帰国。決別していた音楽嫌いの娘・響との気まずい同居生活が描かれる。天才ゆえに音楽以外の能力がポンコツで、娘の気持ちも分からないという役どころだ。
高評価を得た「妻、小学生になる。」(22年)の脚本家・大島里美氏によるオリジナル。西島と芦田は初共演で、企画プロデュースの東仲恵吾氏は「このお二人が父娘を演じてくださるのは、まさに奇跡です」と興奮を隠せない。世界的指揮者の広上淳一氏がオーケストラを監修し、演奏は東京音楽大学が全面バックアップする。
指揮の特訓を受けている西島は「本質的なこともそうですが、指揮者がどのようなイメージを持ってやっているのかということや、音楽の構造も教えていただけるので興味深く、おもしろいです」と役作りを堪能。一方の芦田は「父親にキツく当たる役なので、自分自身としては心が痛いです」と苦笑いしつつ、パブリックイメージを覆す素直になれない娘役に挑んでいる。