田村亮 父・阪東妻三郎さんの仰天ギャラ事情語る「かばんに入りきらずリヤカーに積んで」
俳優の田村亮が31日、都内で開催中の東京国際映画祭で行われた、1925年公開の映画「雄呂血」の「4Kデジタル修復版」上映後トークショーに登場。同作に主演した、昭和の名優で父の阪東妻三郎さんの思い出を振り返った。
田村亮は、田村高廣、田村正和との俳優三兄弟で末っ子として生まれ「父には一番かわいがってもらった。怒られたこともないし、よく遊んでもらった」と述懐。父は多忙ながら、正月や豆まきなどの行事を誰よりも楽しんでいたという。
司会から「大スターらしい父のお金の話」を尋ねられると「ギャラについて聞いたことがある」とニヤり。「かばんに入りきらないからリヤカーに積んでいたそうです。本当かは知らないけど、そう聞いた」と驚きのエピソードも明かしていた。
「父親に言葉をかけるなら」という質問には「『きょう映画見てきたよ』ってだけですよ」と言葉少な。会場から笑いが起きると「こっちは批判することもできないですから。大先輩だしさ。“バンツマ”さんだから」と頭が上がらぬ様子だった。