ワクチン問題告発の京大准教授が退職へ「大学から最後まで理解を得ることはかなわず」宮沢孝幸氏今後は「まったくの白紙」

 新型コロナウイルスに関する研究で多数テレビに出演していた京都大の宮沢孝幸准教授が31日、SNSで来年5月で京大を退職することを明らかにした。最近は、ワクチンの問題を告発し、警鐘を鳴らしていた。

 宮沢氏は「私儀、このたび2024年5月をもちまして京都大学を退職することとなりました。つきましては、大学の取り決め通り医生物学研究所附属感染症モデル研究センター ウイルス共進化分野 宮沢研究室は、私の退職に伴い閉鎖となりますことを皆様にご報告申し上げます。」とつづり、文書も添付した。

 そこには、「研究所にはミッションがあり、職員はその研究に専念することが求められます。それに合致しないことは評価しないという大学と私ではスタンスの違いが大きいことは十分にわかります。しかしながら、国難に当たっては、正しい情報を国民に発信することは大学教員、研究者としての責務があると私は考えています」と記述。「大学から最後まで理解を得ることはかないませんでした」と無念の思いを吐露した。

 今後については「まったくの白紙で再就職、あるいは完全引退ということになるかもしれません」とした。

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